検査室
検査室概要
巨摩共立病院検査室では、臨床検査技師が検査業務を行なっています。
おもな業務は、患者さんから採取・提出された血液・尿・便などを調べたり、患者さんに対し直接検査し状態の変化をみる検査をしています。また24時間体制で緊急時にも対応しています。
検査室医療福祉宣言
私たちは、患者さんの人権を尊重し、頼られる検査室をめざします。
- 私たちは、正確・迅速を使命とし、24時間体制で診断・治療に役立つ検査データを提供します。
- 私たちは、医療従事者として日々進歩する医学に対応できるよう、探求心と向上心を持ち、常に広い知識を学び質の高い医療をめざします。
- 私たちは、他職種の連携を大切にし、患者さん中心に親切であたたかみのある検査室をめざします。
- 私たちは、患者さんの生活背景や環境にも目を向け、住みよい町づくりの活動に、参加します。
検査室スタッフ一同
各検査部門の紹介
1. 検体検査部門
尿検査
尿の成分(糖・蛋白・出血の有無など)を分析器や顕微鏡で検査します。妊娠反応も検査できます。
便検査
消化管からの出血について検査します。また寄生虫やアメーバなども検査できます。
血液検査
白血球や赤血球の数や貧血の状態などを分析器や顕微鏡で検査します。骨髄検査も検査できます。
生化学検査
血清中の成分を分析します。肝機能・腎機能・炎症反応などを検査します。
迅速検査
インフルエンザウィルス、ロタウィルス、A群溶血性連鎖球菌、肺炎球菌などの迅速検査を行なっています。およそ15~20分程度で結果がでます。
そのほかの検査
輸血検査、凝固検査、細菌検査、病理検査、血液ガス分析検査糖尿病検査、尿素呼気試験など
2. 生理検査室
心電図
心臓から発生する微弱な電気信号を記録します。心筋梗塞、狭心症、心肥大などの心疾患の状態がわかります。
ホルター心電図
胸に電極をつけ24時間の心電図を記録します。睡眠中や活動中などの日常生活での変化をみます。不整脈や狭心症の診断、薬剤、ペースメーカーの評価に有用です。
心電図
超音波検査
人の耳には聞こえない高周波の音波を臓器に発信し、返ってくるエコー(反射波)を受信し画像化して診断する検査です。
肝臓をはじめ各臓器や、心臓、甲状腺、乳腺、血管などを検査します。
肺機能検査
肺活量や一度にはける空気の量などを調べる検査です。肺気腫や気管支喘息など肺疾患の診断に有用です。また、肺年齢もわかります。
睡眠時無呼吸検査
睡眠時無呼吸症候群とは睡眠中に呼吸が止まったり弱くなったりする状態が断続的に繰り返される病気です。集中力の低下や日中の眠気などの症状がでます。睡眠中の呼吸の状態を検査し診断します。
検査器械をお持ち帰りになり睡眠中の呼吸状態を調べます。また診断・治療導入のための一泊精密検査も行なっています。
血圧脈波検査
動脈硬化のスクリーニング検査です。血管の硬さ(血管年齢)を評価します。
生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症など)で高値になります。また同時に下肢動脈のつまり(末梢動脈疾患)も評価できます。
そのほかの検査
脳波、眼底カメラ検査、聴力検査、視力検査など