放射線室

放射線診療

診療放射線技師（RT）とは、1951年診療エックス線技師法が制定・施行されたことに始まります。 その後名称変更を経て1984年診療放射線技師法として現在に至っています。この診療放射線技師法では医師・歯科医師の指示のもとに人体に放射線を照射することのできる医療職種です。医師・歯科医師・診療放射線技師以外の職種は人体に放射線を照射することはできません（業務独占資格）。
現在、医療における放射線検査は様々な分野に細分化され欠かすことの出来ない領域となっています。当院の診療放射線技師はこの細分化された領域の一つ一つに専門性を高め臨床要求に対応しています。また専門性の追求だけではなく総合的な検査の質の向上として、全員で保有する装置や検査への習熟を行っています。画像精度の追求とともに、医療被ばく低減にも努め安全で安心な放射線診療を提供します。

当院における診療放射線技師の歴史と業務

放射線室の特徴・理念

診療放射線技師の業務

1.　一般撮影

1-1　一般撮影

一般撮影業務では、胸部・腹部撮影、そして骨のエックス線撮影を行っています。撮影に用いる装置もFPD化し（2021年導入）、より迅速で最適化された画像提供に努めています。ポータブル撮影では放射船室まで写真を撮りに来ることができない方に対して、病室や救急処置室等で撮影を行っています。

1-2　骨密度検査

DEXA装置を用いて検査を行います。人間ドックや整形領域にて需要の多い検査です。

2.　X線TV

X線TV装置を用いて上部消化管や下部消化管等の透視検査を行っています。リハビリ領域では嚥下造影検査も行っています。

3.　X線CT装置

1台のX線CT装置（16列マルチスライスCT装置）にて検査を行っています。基本的に、X線CT検査は身体の輪切りの写真を撮影していますが、3D化が進んだ近年では収集したデータから輪切りの写真だけではなく様々な方向からの画像表示も行っています。

6.　被ばく管理

個人被ばく管理と防護器具等の管理・線量計管理を行っています。

7.　院内委員会活動

◆ 購入委員会　◆ 医療安全管理委員会　◆ 感染対策委員会　◆ 診療情報委員会　◆ 医師研修委員会　
◆ リスクマネージメント小委員会　◆ 医療機器安全管理委員会　◆ 医療放射線安全管理委員会
◆ 医療事故対策委員会　◆ システム管理委員会　◆ 民医連活動各委員会（社会保障、反核平和、友の会）

8.　職場内活動

◆ 初期研修計画　◆ プロテクタ管理　◆ 個人被ばく管理　◆ 学習委員会　◆ 交流委員会　
◆ 労務改善委員会　◆ 放射線管理委員会

9.　院内の役割

◆ 個人被ばく管理　◆ プロテクタ管理　◆ 峡西健康友の会班会講師

10.　院外活動

◆ 公益社団法人　日本診療放射線技師会　医療被ばく低減施設　
◆ 一般社団法人　山梨県診療放射線技師会　◆ 日本放射線公衆安全学会　
◆ 山梨県核医学研究会　◆ 山梨県反核医師・医学者の会　
各学会・研修会への積極的参加

11.　資格

放射線管理士　6名
放射線機器管理士　5名